2012年6月5日火曜日

東邦大学3年生実習と第3回佐渡ゼミ

5月30日から6月3日まで、東邦大学3年生による野外生態学実習を行いました。

初日:大野亀散策
2日から3日目:大佐度地域の水生昆虫の流呈分布を規定する環境要因を検証するために、環境要因の異なる2河川(上流、中流、下流)において、水生昆虫の種同定及び量を調査し、さらに環境要因として、調査地の標高、傾斜角、植生、藻類密度、流路幅、水温、流速、水深、石の大きさ等を計測しました。
3日目:フリーの統計解析ソフトRを用いて、分布を規定する環境要因についての解析(生物多様度解析、MDS解析、GLM解析他)を行いました。
最終日:トキ交流会館において成果発表を行いました。また、東邦大学の瀧本岳先生に「食物連鎖はどこまで伸びる?」というタイトルで、バハマ諸島の調査等から、一次生産性、撹乱、生態系サイズの食物連鎖長への影響の強さを比較した結果、生態系サイズと一次生産性の影響は強く、撹乱の影響はあまり強くないという、興味深い講演をしていただきました(第3回佐渡ゼミ)。
梅津川下流調査

梅津川調査アップ(藻類のバイオマスを測定中)

梅津川中流調査(流速を測定中)

梅津川調査後、ドンデン高原を散策

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