2013年7月28日日曜日

公開林間実習2日目とアサギマダラ

公開林間実習2日目です。今日から参加の約20名強のメンバーと昨日から参加のメンバーの2手に分けて演習林天然杉を観察です。この時期はアサギマダラが稜線に多く生息するヨツバヒヨドリの蜜を吸いに訪れますが、まだヨツバヒヨドリは咲き始めのため、林内のノリウツギなどに多く集まっていました。
ノリウツギの蜜を吸うアサギマダラ
コハナバチの仲間(↑)や
マルハナバチ(オオマル、コマル、トラマル)も来ていました
ヨツスジハナカミキリはエゾアジサイに
連結杉といわれる寄りかかり合うスギ
梅雨の時期で、大雨の場所もあったようですが、実習では、天気にも恵まれました!また来年も是非ご参加をお待ちしております。

2013公開林間実習初日!

昨日は2013年公開林間実習の初日でした。佐渡内と島外から卒業生を含めて5名参加、そして佐渡研究室の学生と教員で乙和池のブナ林を観察しに行きました。人工林の手入れの予定でしたが、佐渡の森林を代表するブナ林と、演習林のスギ林を観察して比較するために、予定変更です。
到着した乙和池。由来は下記の観光協会HPで
http://www.visitsado.com/03amuse/01tosee/place-find-id.php?id=d200050
浮島といわれています。カキツバタが咲き終わりでした
バーベキューの準備中。肖像権保護のため網越しから
バーベキューは超豪華、アワビ、サザエ、タイ、タラ、カワハギ、イカ丸干しと一夜干し、お肉各種、野菜各種、いなり寿司、巻き寿司、アンコロとち餅、マシュマロ、スイカ、などなど・・・あまりに夢中で食べていたので、写真を撮り忘れてしまいました。

2013年7月24日水曜日

上昇霧

上昇霧の様子です。駆け上がってきた霧で次第にあたりは包まれてしまいます。
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地上の暖かい空気が、谷あいに沿って吹き上げ上昇していくと、気圧が小さくなるために、膨張・冷却されるため、水蒸気が凝縮して霧になります。夏場に多く見られます。

2013年7月22日月曜日

尾瀬賞授賞式・記念講演

 5月にも本ブログでお伝えしましたが、佐渡研のボスこと、崎尾均教授が第16回尾瀬賞を受賞しました!!
尾瀬賞についてはこちら!!→ http://www.oze-fnd.or.jp/

 その授賞式・記念講演が6月11日に東京で行われました。その様子などを遅ればせなながらお伝えします。


授与式です。背後には立派な看板と花が飾られています。
崎尾先生、顔の表情をみると、緊張していそうです。

記念講演は受賞研究を発表されました。
前日も遅くまで発表の練習をされてました。

受賞者の記念撮影です。お隣は、尾瀬奨励賞を受賞された藤村義安氏です。

賞状がすごかったです。これ↑、紙ではなく、木を薄く削って紙状にしたものなんです!!

 ボス!これからもご活躍、期待しております!!


2013年7月20日土曜日

樹木学実習

7月13〜15日の3連休に生産環境科学科2年生の樹木学実習が行われました。1日目の午後は、小佐渡のキセン城付近で50種の樹木の標本を採集しました。二日目は演習林で50種の採集です。採集後、夜遅くまで柵葉標本の作成と樹種の同定作業を行いました。同定作業は3日目の昼まで行いましたが、最後まで終わりませんでした。10月の標本提出までには同定をしておいて下さい。作製した標本は10月からの講義で使用します(ボス)。

高枝ばさみで採集します。狙った枝を切り落とすのは高度な技術を要します。

イヌザクラの果実。ウワミズザクラやシウリザクラの果実も似ていますが、実習で相違点を比較できました。

アケビの果実も大きくなり始めています。

ヌルデの複葉。ウルシほどはかぶれませんが要注意です。

ハナイカダの果実、雌雄異株です。この果実は動物散布と予想されますが、だれが運んでいくのでしょうか。

ミヤマクワガタもいました。

ビニール袋に入れてきた樹木の枝

新聞紙のサイズに合わせて挟みます。

圧力をかけて押さえ込みます。

講義室いっぱいに広がった新聞紙

佐渡ステーションを上から眺めてみました。




ホタルブクロ調査2

朝からホタルブクロに訪れる昆虫の調査です。早朝4時半頃、朝焼けがきれいです。
日の出は4時37分とのことですが、マルハナバチはそれより少し早く、活動を始めるようです。
トラマルハナバチ
900m付近ではコマルハナバチの雄もいますが、ホタルブクロは利用しません。コマルはノリウツギに夢中でした。
ノリウツギとコマルハナバチ♂
まだ開いていない花に何かが潜り込んでいます。
ハサミムシでした!
花粉を食べているようです
こちらは、入ったマルハナバチがなかなか出てこないので覗いてみると…
アリと一緒に休憩中でした。

2013年7月11日木曜日

樹木生態学特論ー佐渡フィールドスタディー(7月8日〜10日)

 先週は、久しぶりに実習が無かった週でしたが(その分、デスクワークが“ドン”と待ってました・・・)今週は、月曜日から実習でした!!
 
 今回の実習は、新潟大学大学院の授業の一部ではありますが、それと伴に他大学、大学院からの参加者も募りました。結果、総勢10人(新潟大学5人、静岡大学から5人)の混生メンバーで実習を行いました。実習の目的は、”佐渡島のさまざまなタイプの森林に分布する植物の形態や生活史特性を比較し、その生活史戦略を学ぶ”です。

 では、いつもの如く、駆け足で紹介していきます。

 実習は、ドンデン山から始まりました。

 ドンデンって面白い名前の山ですよね。ドンデン山荘の横にある看板の説明によると「一説に「ドンデン」は鈍嶺(どんでん)で、頂きの円い山の意味だがタダラ峰の俗称。広大なシバ草原は、千年以上の放牧の歴史があり、牛馬の喫食により形成された。近年、新・日本百名山に選定されている。(by佐渡百選実行委員会)」だそうです。
 
 この日は、山頂付近は風が強かったです(風速10mくらい?)。
強風に負けじとボスが学生さんにドンデンの植生や植物の特徴について話しています。

 この日の夜は、新潟大学の学生は授業の課題発表を、静岡大学の学生はそれぞれの研究内容について発表してもらいました。活発な質疑応答もあり、とても興味深かったです。

2日目も天気はくもり。まずは、演習林の風衝地

 ここは、地盤がゆるく、数年前に地滑りが発生し、現在も復旧工事中です。

 そして、霧が出て、いつもより雰囲気のある天然スギ林の樹木観察。

大王スギも、いつもとは違った感じに見えます。

 えーと・・・、ここでデジカメのバッテリーが切れました。
この後も、渓畔林を観察したり、夜はバーベーキューだったりと、いろいろあったのですが、すみません。次からは、バッテリー満充電にして望みます。

 秋には、静岡大学に新潟大学の学生が実習でお伺いする予定す。静岡大学の演習林の皆さま、よろしくお願いします!

2013年7月10日水曜日

ホタルブクロ調査

佐渡ではホタルブクロの開花もピークを迎えました。ちなみにホタルブクロと言っても、蛍が入って受粉するわけではありません。大きな釣鐘型の花に潜って受粉するのは、ミツバチ科のマルハナバチです。記録ではオオマルハナバチ、トラマルハナバチ、コマルハナバチ、クロマルハナバチが生息していることになっていますが、クロマルはまだ見たことがありません。
さて、今週はそのホタルブクロの訪花昆虫調査を行いました。
ホタルブクロに訪花するトラマルハナバチ
アキノタムラソウ(白花)にも来ていました
こちらはハナヒリノキの花に訪れはコマルハナバチ(♂)
6月末くらいには見られなくなるらしいですが、
佐渡の標高の高いところでは、遅くまで見られるようです。
咢片の間がややひっくり返っているヤマホタルブクロとホタルブクロの中間型
ピンクの株もありました!
きれいなピンク色のエゾアジサイ(奥は青)
ヤマホタルブクロとホタルブクロの分布は、ドンデン山では高標高まで混在しており、金北山はほぼヤマホタルブクロ(低地と800m上にはホタルブクロもあり)でした。演習林の大倉シラバはホタルブクロのみです(もしかすると放牧の影響!?)。小佐渡はある道路は同所的に混在、ある道路はヤマホタルブクロのみでした。ヤマホタルブクロとホタルブクロの系統関係や佐渡の分布パターンの謎など、興味は尽きません。やはり、じっくりフィールド調査をするといろいろな発見がありますね!

2013年7月3日水曜日

ホタルブクロとヤマホタルブクロ

なんと、佐渡にもホタルブクロがありました。ヤマホタルブクロと同所的にです(隣同士にも)。
ホタルブクロは咢の間に反り返った付属片があります
ヤマホタルブクロにはなく、咢の間は盛り上がっています
花色変化の実験も始めました

2013年7月1日月曜日

佐渡の夏の植物2013

久しぶりに佐渡の植物です。草本か低木の花が中心です。
ウツボグサ
マタタビ
オオバギボウシ
(大佐渡では白かごく薄い青花しか見たことがありません。これも・・・)
ヤマブキショウマ
(トリアシショウマと間違えやすいですが、葉脈が多く整然としています)
オニシモツケ
ムラサキシキブ
オカトラノオ
キリンソウ
ヤマアジサイの変種、エゾアジサイ
(これは薄めの青。エゾアジサイの基本は青ですが、近くにピンクの萼片の個体もいました)
ニワトコの実
(この時期の赤い実は目立ちます)
演習林では、たくさんの初夏の植物が咲いていました。下は金北山麓で撮影しました。相川や金北山ふもとはすでにヤマホタルブクロが咲いていました。あまりマルハナバチは飛んでいませんでしたが、今後じっくり観察する予定です。雄しべが枯れてから雌しべが開くという、自家受粉を避ける仕組みを持つ、雄性先熟の花です。是非、花の中を見てみてください。
ホタルブクロの変種、ヤマホタルブクロ
(「ヤマ」はホタルブクロのように、萼片の間に反り返る付属片がありません。
佐渡は白花のみですが、よく見ると花弁の内側の紫の斑点模様が、個体によって違います)