2013年9月8日日曜日

京都大学、共同利用実習(9/2~9/6)  Part. 1

 皆さま、こんにちは。9月に入り、佐渡ステーションで行われる実習も残りわずかとなってきました。

9月2日より、京都大学理学部の学生の皆さまがいらして下さいました。京都大学の共同利用実習は初めてとなります。今回の実習は、内容も盛りだくさんでしたので、いくつかに分けて紹介したいと思います。Part. 1では、実習内容をザックリと紹介していきます。

 全日程のうち、前半は植物分類、後半は植物生態の実習が行われました。

植物分類では、佐渡の海浜、人工スギ林、天然スギ林、広葉二次林、風衝地などの様々な環境で植物の観察、採取などを行いました。

先生の、植物の特徴などの解説をメモを取りながら真剣に聞く学生さん達
植物の特徴を野帳に記載しつつ…
雨の中でも・・・
崖の上でも、なんのその!植物採集に勤しみます。 
ちなみに、草本を採取するときは、根ごと採取するのが基本です。
採取し、標本を作製するときは、採った場所、環境などの記載を忘れずに!
図鑑片手に、同定中。草本の同定は難しい・・・

 後半の植物生態では、昆虫と植物との関係性や菌類(きのこなど)の生態について、野外調査と室内作業(顕微鏡観察など)の両面より学んでいきました。
植物分類の実習から、植物生態への実習へと、晴れたドンデン山頂でバトンタッチ。
   

先生から、網を使って昆虫を取る際の注意点の説明を受けます。
いかにも簡単そうに昆虫を捕獲するのですが、慣れるまでは難しそう・・・
採取したキノコを囲んで、さっそく野外で解説中
キノコも大漁!(残念ながら写真は無いのですが、なんと、冬虫夏草も採れたようです)
キノコは、顕微鏡を使って、細かい箇所まで観察していきます。 

光学顕微鏡を使って、胞子も観察していきます。

 この後、学生の皆さんは帰りのフェリーの中で、実習成果をまとめて発表したらしいのですが、上手くいったでしょうか?

 今回の実習で驚かされたことは、学生さんの生物への興味も然ることながら、なんといっても食事の食べっぷりです!約20名で、20~30L鍋いっぱいのカレーと白米(20~30合くらい?)をあっという間に完食した事も・・・。

 皆さん、美味しく、たくさん食べてくれて、ありがとうございました!これを機会に、また佐渡に来てくださいね。

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