2014年11月21日金曜日

第4回台湾ー日本生態学ワークショップ

第4回台湾ー日本生態学ワークショップが、11月15日から3日間、台湾の花蓮市の東華大学で開催され参加してきました。テーマは「Latitudinal variation of ecosystem responses to environmental changes:Ecosystem comparative studies」です。日本と台湾側会わせて110人が参加するにぎやかなワークショップとなりました。最初の2日間は7つの専門分野で口頭発表とポスター発表がおこなわれました。森林、海洋プランクトン、海域生態系、理論構築など幅広い分野で、これまで学会などで聞いたことがない分野の発表が沢山ありました。3日目は7つのセクションに分かれて、これまでの研究内容を確認し、新たな共同研究を立ち上げるために、研究計画の作成を共同で行いました。私は「Flowering phenology under climate change」に参加し、7人で討論しました。最後に、一人1枚ずつのパワーポイントを作成し、代表者が全体会議で報告を行いました。18−19日は林業試験所の福山試験地のLTERサイトを見学しました。25haの広大な試験地でアクティブな研究が行われています。直径1cm以上の樹木が測定され、百数十個のシードトラップが年間を通じて1週間間隔で回収されています。つまり、1年間に52回程度の回収の頻度です。このエクスカーション終了後、私は参加者と別れて、宜蘭大学に向かい陳先生の招待で、セミナーを行うとともに、佐渡演習林の紹介を行いました。セミナー後の懇談で、お互いの大学でこれから学生の交流を行っていきたいという話になり、来年の春頃に、2人の先生と数人の学生が、佐渡演習林を訪問ことになりそうです。  ボス

ワークショップの会場です。

 二日間にわたり発表が行われました。

大学の校舎です。ずいぶんモダンな建物です。

大学の中の人工の湖です。1辺が2kmもある大学ですので、このような湖を造成することができたのでしょう。

花蓮市内の夜市です。南国の果物やジュースなども売られていました。

鶏冠も串焼きにして売られています。

I-Fang先生の案内で福山試験地を見学しました。

渓畔林もありました。シダなどの着生植物が樹木に沢山付いていました。

25haの試験地です。

 急な坂道も泥だらけになって登りました。プロットまで片道2時間をかけて歩きました。

ウワバミソウの近縁種です。

これはリョウメンシダの近縁種です。


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