2014年11月26日水曜日

阿部助教、学長賞(若手教員研究奨励)受賞!

皆さま、こんにちは。11月も終わりに近づき、寒さが増してきましたね。冬支度は進んでますか?

 さて、先日、佐渡ステーションの阿部助教が、学長賞(若手教員研究奨励)を受賞しました。学長賞は、新潟大学に所属する若手教員のうち、各分野から顕著な研究成果を上げ,「国内外の評価の高い学術誌に掲載された論文」や「受賞論文」等を投稿した若手研究者を顕彰するものです。
※学長賞の詳細は、新潟大学HPへ http://www.niigata-u.ac.jp/top/pickup/261029_01.html
 
授賞式の様子と、受賞者の記念撮影写真です。
(上写真)右側が髙橋姿学長、左側が阿部助教

 今回、阿部助教の受賞対象となった論文課題は、
「Resilient Plant–Bird Interactions in a Volcanic Island Ecosystem: Pollination of Japanese Camellia Mediated by the Japanese White-Eye」

 火山島(三宅島)で噴火の影響が異なる場所を調査地とし、下記の写真のような高被害地でもヤブツバキは花を咲かせ、メジロも受粉に来ており、、効果的に種子生産が行われているのを生態観察と種子や花粉の遺伝子流動から証明した内容です。このように耐性のある種間相互作用系が噴火後の森林回復に大きな役割を果たしていくことになると考えられます。
 
噴火の影響を受け、樹木が枯れてしまった調査地
(噴火後にユノミネシダに覆われました)
調査地に生育する、調査対象種のヤブツバキ
(花弁にはメジロの爪痕がついています) 
ヤブツバキの蜜を吸いにくるメジロ
なお、12月17日(水)、農学部大講義室(C110)にて講演があります。
1:00-1:40 「機能性オリゴ糖の製造技術開発」中井博之氏(第3回食の新潟国際賞21世紀希望賞)
1:45-2:25 「島の生物学 -蜜な関係が噴火後の森林回復を促進する!?」阿部晴恵

阿部助教、おめでとうございます!!

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