2015年8月6日木曜日

佐渡のオオコメツツジ

実習が一段落をしている7月の末、教員は学会や調査で忙しくなります。
こちらは現在調査しているオオコメツツジ。コメツツジの仲間は日本の亜高山の崖地や湿地に生育しており、遺伝的にも分化が進んでいると考えられます。
小佐渡のオオコメツツジ。
本州と佐渡のコメツツジの遺伝的分化を調べると
佐渡島成立の歴史も、ひも解かれていくかもしれません。
こんな崖地にあります。
ほら、ここに。
本州でもいろいろと調査をしてきましたが、途中、佐渡では見られない動物たちがお出まししました。こちらはアナグマ。
道路をてくてく、ずっと歩いていたアナグマ。
車が近づく音で振り返りますが、車が止まるとまたテクテク。
だるまさんが転んだ状態で、しばらくお供しました。
右斜面から降ってきたカモシカ。
大慌てで、クズの葉っぱを頭につけて、逃げて行きました。
佐渡では大型の哺乳類は居ないので、普段は油断していますが、本州では、クマやイノシシなど、気を付けないといけないですね。カモシカも獰猛な動物ではないですが、目の前に落ちてきたときには、向かってきたらひとたまりもない、と思いました。

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