2016年6月13日月曜日

基礎農林学実習(A1_6/3〜6/5, A2 _6/5〜6/7, B_6/11〜12)

 先々週より3回に分けて、基礎農林学実習がありました。基礎農林学実習は、農業生産科学科2年生がA班で2グループに分かれ、応用生物化学科と生産環境科学科(農業工学コース)の2年生をB班として、日程をずらして実施しました。その人数は、なんと計88名!この実習では、佐渡演習林のスギ天然林、スギ人工林、そして小佐渡(キセン城)の里山林の観察の他、小佐渡(キセン城)では、二次林の管理、田んぼの生き物調査を行いました。
演習林内の千手杉にて、スギ天然林のあらましを説明
千手杉の周りをぐるっと一回り
風衝地(風が強く吹く場所)では、風の影響を強くうける
天然スギについて説明しました。
演習林の風衝地の地盤は非常に崩れ安い、グリーン・タフになっています。
王様の小径(大王杉周辺のトレッキングコース)では、
風と雪の影響を受けた枝が、トンネル状になっている場所も・・・
一方、こちらはスギ人工林
等間隔に真っ直ぐに伸びたスギが並びます。
人工林の管理についての説明を受けた後、
スギ天然林と人工林の違いを学生に1人1答してもらいました!
最大31名のグループでも、ちゃんと31答出ましたよ。
夜の講義は、佐渡島の自然についてや
里地管理についてのお話でした。
こちらは、小佐渡のキセン城です。かつては、耕作放棄された田んぼ
でしたが、十数年前にビオトープとして再現されました。
人が利用していた里山林(二次林)の管理(除伐など)を
実際に、鉈やノコギリを用いて行いました。
隣の人と十分に間隔を取って、鉈で除伐していきます。
チェーンソー使用の体験も行いました。
技術職員さんの指導を受けながら玉切りしました。
ビオトープの生き物調査も行いました。網を使って、
ビオトープ内の泥や落ち葉を採集し、
泥や落ち葉に隠れている生き物を仕分けしました。
どんな生き物が隠れているかな〜?
(写真では、分かりにくいですが・・・)モリアオガエルのおたまじゃくし、
ヤゴ(とんぼの幼虫)各種、ドジョウなど、多数の生き物を確認する事ができました。
ビオトープの畦に座って、皆で昼ご飯。
一働きした後のご飯は格別です!
2年生の皆さん、実習お疲れさまでした!

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